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各症状・治療について
血尿
血尿には肉眼的血尿(目に見える血)、顕微鏡的血尿(目に見えないが顕微鏡で赤血球が見つかる血)の2種類があります。血尿には結石や癌など様々な原因がありますので、画像検査(CT・エコーなど)、内視鏡検査、検体検査などを行い、原因を特定して治療していきます。
蛋白尿
蛋白尿は、血液中のたんぱく質が尿に漏れ出す状態であり、多くの場合は尿検査で発見されます。種類として、起立性蛋白尿や運動性蛋白尿などの良性のものや、病気による病的蛋白尿があります。病的蛋白尿の原因には、糖尿病性腎症やネフローゼ症候群などが挙げられます。一過性の蛋白尿もありますが、病的蛋白尿との鑑別が必要です。腎臓内科医とも連携して、正確な診断と適切な治療を行います。
むくみ
むくみは塩分と水分が体内に溜まり、血管外に漏れ出す状態で、心臓・肝臓・腎臓の機能低下やネフローゼなどが原因です。腎臓病によるむくみは腎不全やネフローゼがあり、ネフローゼではタンパク尿が多く浮腫を引き起こします。むくみがある場合は腎臓内科を受診し、心臓病や肝臓病の場合は主治医と相談が必要です。また、下肢のむくみは静脈血栓症や腫瘍などの可能性もあるため、適切な診断・治療が重要です。
性感染症(STD)
性感染症(STD)は性行為による感染症で、HIV、淋病、クラミジア、梅毒、尖圭コンジローム、ヘルペス、トリコモナスなどがあげられます。早期に治療を始めることが重要になりますので、尿道からの膿や排尿時の痛み、おりものの変化、ペニスの潰瘍やイボなど気になる症状がありましたら早めに受診して下さい。
男性更年期
男性更年期障害は加齢により男性ホルモンが低下し、身体や心に症状が現れる状態です。症状には多汗やほてり、関節・筋肉の痛み、元気や体力の低下、睡眠障害、気分の変化、性欲低下やEDなどがあります。診断は症状や血液検査で行われ、軽症ではカウンセリングや漢方薬、重症ではテストステロン補充療法が行われます。
膀胱炎
膀胱炎は膀胱の粘膜に炎症が起こる病気で、女性に多く見られます。主な症状はおしっこが近くなることや排尿時の痛み、血尿などがあります。原因は大腸菌などの細菌感染がほとんどで、抗生物質で治療します。再発性膀胱炎は原因となる病気が隠れている可能性があり、検査が必要です。間質性膀胱炎は 感染を伴わず膀胱に炎症が起こりますが、特殊な治療が必要です。
尿漏れ
近年、高齢化社会で尿漏れで悩む人が増え、特に女性の尿漏れに対する認知度が高まっています。薬物療法の進歩により、尿漏れの治療は効果的になっています。尿漏れには腹圧性尿失禁や切迫性尿失禁、溢流性尿失禁などがあり、それぞれ原因や症状に応じて治療が行われます。治療法には、骨盤底筋体操や薬物療法、ボトックス療法、手術などがあります。
背中が痛い
背中の痛みがある場合、泌尿器科で考えられる病気には腎結石や尿管結石、腎盂腎炎、腎がんなどがあります。腎結石と尿管結石は泌尿器科で最も頻度の高い疾患であり、通常は痛みの除去や保存的治療、外科的治療が行われます。腎盂腎炎は腎臓に細菌が入り込んで炎症を起こす病気であり、抗生剤投与が主な治療です。腎がんは初期では症状がなく、進行すると血尿や腰背部の痛みが現れます。治療は手術が主流で、薬物治療も行われる場合があります。
おしっこ・おちんちん
亀頭包皮炎は、亀頭と包皮の間に細菌が繁殖して炎症を起こす状態です。症状としては、赤く腫れたり、おしっこをする時に痛みを感じたりすることがあります。治療は抗生剤の内服や軟膏の塗布が一般的で、清潔に保つことも重要です。包茎は亀頭が包皮で覆われた状態であり、仮性包茎と真性包茎があります。真性包茎の場合、包皮が全くむけないことがあり、繰り返す亀頭包皮炎の場合には手術が必要となることがあります。成長過程で包皮が自然にむけることもありますが、異常があれば泌尿器科で相談することが重要です。
その他に、勃起障害(ED)、包茎についてもお気軽にご相談ください。